社長ブログ更新しました【Vol.2】

アイディアの基本は足し算引き算

ロボットには、何かを掴む為に必ずハンドが付く。
一般的なアクチュエータ(動力源)は電動かエアシリンダのいずれか。
専用ハンドメーカも存在するが、ワーク(対象製品)に合わせてハンドを設計するのがほとんどである。

大きな把持力が必要な場合、ハンドは大型になってしまう。
結果、干渉域が多くなり装置全体も大きくなるし、ハンドが重くなってロボットの可搬重量を奪う。
さらにハンドからロボットアームに沿わすエアホースや電気ケーブルの取り回しも意外と面倒くさいもの。
装置屋としてはこの課題を解決できたら、我々にとって新しい提案が出来るし、商品として販売もできるだろう。

軽くて、必要な把持力が出せて、形もスリムなハンドを創造するには、単純にアクチュエータを使わなければいい。
つまりロボットの力でチャック(掴む)し、ロボットの動作でアンチャック(放す)するハンドだ。
特に協働ロボット(安全柵なしで作業者が立ち入り可能なロボット)なら3Dプリンタで作れば最も軽量になる。
既に構想は出来ているので、あとは設計するだけだ。

自社製品「smartPLC」の次のアイテムとして、次回の展示会に出したいと考えている。

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