こだわるべき所とこだわらない選択
私の“ものづくり”に対するこだわりは、かなり高いです。
良い仕事をして、お客様に喜んで頂いて、自分も満足する為にもこだわります。
なので現場の組立で斜めに部品が付いていたり、不格好だったりするとやり直しさせます。
また時間をかけている作業を見つけた場合は、それが必要か、最適か問います。
お客様が求める装置を創るには、設計から始まり図面作成、加工して組立、配線してソフト作成、最後に調整して出荷の流れがあります。
その全ての工程において、「絶対にこだわるべき所」と「こだわらない選択」があります。
無意味なこだわりが、仕事の効率に影響するし、無駄な仕事になってしまいます。
極論でいえば、設計屋は図面作成が仕事なので綺麗な図面を書いてきます。
しかし我々装置屋の場合は、良い装置を創ることが達成できれば、図面の書き方(体裁)はどうでも良いし、出来上がる部品が同じなら問題ありません。
見栄えの良い図面を書いたところで、誰も気にしていませんから重要じゃないです。
これは事務仕事でも同じで、今よりもどうしたら早い仕事が出来るのか常に考えて、柔軟にこだわらない選択ができると「無駄のない良い仕事」が出来るようになると思います。